皆さん、こんにちは。
先日よりkussyさんにテストしていただいたレースショールHalldóraをリリースします!
kussyさんのステキなお写真をまだ見てない方はぜひご覧下さい(3点あります!)。
前回の記事にも書きましたが、このショールHalldóraはアイスランドのブリョンドゥオス テキスタイル博物館に保存されている作品を復刻したものです。
透かし模様の再現はかなり難航したとか。それと言うのも、裏側の段でもかけ目、減らし目等のレース編みの作業があるからなのですね。
裏編みだけして戻る、一息つける段というのがないのでなかなか集中力を要する作品ですが、シェットランドレースを思わせるような、幾何学的でありながらも繊細で美しい模様は、細かい作業あってこそなのですね。
そんなわけで編み応えたっぷりの作品です!そして出来栄えにもきっと満足いただけると思います。
写真の背景は雪景色ですが(アイスランドにはやっぱり雪が似合う、と思う)、これからの季節にも使える1枚になりそうですよね。
このショールの可憐で儚げな印象には、糸も一役買っています。
Love Storyという心をくすぐられるネーミングの糸はエレーヌさんがプロデュースしたもので、アイスランドシープの毛から作られています。アイスランドの糸はガードヘアと呼ばれる外側の強い毛と内側の柔らかいダウンを一緒に紡ぐので、固いキシキシした印象をお持ちの方が多いと思いますが、Love Storyに使われているのは子羊の毛だけなので、柔らかいですよ。
メリノのような柔らかさはないようですが、それでも固さはなく、水通しをするとふんわりとしたそうです。
そしてアイスランドにはラムウールをシングルプライの糸に紡げる紡績所がないらしく、イタリアで特別に紡いでもらっているのだそうですよ^^。
そしてこの糸は日本で買えるのです!
Moeke Yarnsの販売店としても有名なEylul Yarnsさんが、今度エレーヌさんのLove StoryとGilitruttをお取り扱いされますので、皆さんぜひチェックして下さいね♪
kussyさん長丁場、そして美しい写真をありがとうございました!
パターンはこちら:Halldora [HM015]